三井住友海上火災保険が、人工知能(AI)を使って水道管凍結や落雪事故の発生が予想される地域の顧客に注意喚起するサービスを始めることが16日、分かった。まずは北海道で19日からスタートし、他の寒冷地域への拡大も視野に入れる。損害保険会社では、蓄積された事故や災害のデータを使い、未然防止につなげる取り組みが広がっている。
水道管凍結による水漏れなどの被害は設備の老朽化に伴い増加しているという。三井住友海上は、気象条件や築年数などのデータを組み合わせリスクを計算し、事故発生の可能性が高い火災保険契約者に絞ってショートメッセージを送る。