熊野高が8年連続入賞 ボランティアアワード

ジブラルタ生命保険の社員(右から3、4人目)とKumanoサポーターズリーダー部のメンバー=和歌山県上富田町朝来で

 ボランティア活動に取り組む中高生をたたえる「第26回ボランティア・スピリット・アワード」で、熊野高校(和歌山県上富田町朝来)のKumanoサポーターズリーダー部が「コミュニティ賞」に選ばれた。同部の入賞は8年連続。

 プルデンシャル生命保険やジブラルタ生命保険などが主催。中学生と高校生の2部門に全国から計355件の応募があり、ブロック賞30件、コミュニティ賞150件を選んだ。

 サポーターズリーダー部は、自動体外式除細動器(AED)を使用する際、患者のプライバシーに配慮するための胸部を覆うシートを開発し、その普及活動をしているほか、1人暮らしのお年寄りを訪問して安否確認をする取り組みなどをしている。

 ジブラルタ生命保険和歌山支社と田辺営業所の社員2人がこのほど学校を訪れ、代表部員に表彰状を手渡した。

 三橋咲月さん(2年)は「地域の役に立っていると実感できてとてもうれしい」と喜んだ。稲毛陽葵さん(同)は「高齢者との交流にやりがいを感じている。活動で身に付くコミュニケーション力は、自分の将来のためにもなると思う」と話した。

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