この発想はなかったw「クライシス コア -FFⅦ- R」ザックス のバスターソードがまさかの抱き枕に!

アクションRPG「クライシス コア -ファイナルファンタジーⅦ- リユニオン」(CCFF7R)の発売を記念して、19日まで開催中のツイッターキャンペーンで1人に当たる賞品「-夢を抱きしめろ-等身大バスターソード抱き枕」が、ネット上を中心に「この発想はなかったw」「製品化してほしい」「抱き枕にしては物騒」などと注目を集めている。

CCFF7Rは、人気RPG「ファイナルファンタジーⅦ」の前日譚(たん)を描いたPSP®専用ソフト「クライシス コア –ファイナルファンタジーⅦ-」(2007年発売)のリマスター版。同ゲームの主人公であるザックスの武器・バスターソードがまさかの抱き枕になった。

ゲームで同武器は、ザックスの頭から膝辺りまでの長さで登場。スクウェア・エニックス担当者は「全く同じ大きさには製品の都合上できないですが、『バスターソードってこんなに大きかったんだ!』『ザックスたちはこんなに大きなものをブンブン振り回してたんだ!』と感じてもらえるようにはなってると思います」と自信を見せた。

硬い剣である「バスターソード」を柔らかい「抱き枕」で再現するバランス調整に苦労した。担当者によると「最初に工場にオーダーして上がってきたサンプルが完全な筒状で、抱き枕ではあるがバスターソードとは言えないという具合でした」。クリエイティブディレクターの野村哲也氏ともにチェックを重ね、剣の幅や持ち手の太さなどを調整。バスターソードの見た目で、ベロアのようななめらかな触り心地に仕上がった。「キャンペーン賞品であり、幸運なたった一名様のみへの品ですが、せっかく作るなら満足していただけるようにとこだわっております」と語った。

そもそもなぜ「抱き枕」なのか。担当者は、物語の根幹ともいえるザックスの名セリフ「夢を抱きしめろ」がアイデアの発端であることを明かした。「ソルジャー(物語に登場する兵士)としての『夢』と人々が寝るときに見る『夢』をかけ、抱きしめやすいもの=『抱き枕』でいこうとなりました」。同作のキーワードである「翼」や「羽」から、抱き枕の中身を羽毛にする案もあったが、バスターソードの重厚感を優先し、取りやめたこ
とも明かした。

ネット上では新旧問わない同作のファンから「別売りでマテリアつかんかな」「めちゃくちゃほしい」などの声が寄せられている。担当者は「非常に大きな賞品で、ベッドのスペースをかなりいただいてしまうことになると思いますが、その分ゲーム内に出てくるバスターソード大きさや重厚感をリアルに感じてもらえると思います。是非この『夢』を抱きしめて、すてきな『夢』を見ていただければうれしいです!」と呼びかけた

(よろず~ニュース・松田 和城)

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