特殊詐欺防ぎ2年連続の感謝状 玉野玉郵便局・馬渕さんに玉野署

佐伯署長から感謝状を受け取る馬渕さん(右)

 玉野署と同署管内金融機関防犯協力会は15日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、玉野玉郵便局(玉野市玉)の馬渕裕一郎課長代理(54)に感謝状を贈った。

 同署などによると、11月22日午前11時半ごろ、玉野市内の60代女性が携帯電話で話しながら現金自動預払機(ATM)にやって来たのを窓口にいた馬渕さんが確認した。電話口で何か指示を受けている様子などから不審に思い声をかけたところ、「ATMの操作がわからない」「介護保険の還付がある」などと答えたため、詐欺を疑い、局長と連携して女性を説得。局長が同署に通報した。

 贈呈式で、佐伯政昭署長が感謝状を手渡した。馬渕さんへの感謝状贈呈は昨年1月に続き2回目。馬渕さんは「操作をする前に声をかけることができてよかった。今後もお客さまの声をよく聞いて、被害を防ぎたい」と話した。

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