本格的なシーズンが始まりました。広島県内のスキー場が、この冬の営業を始め、待ちわびた人たちが初滑りを楽しみました。
小林康秀 キャスター
「すごい、ふかふかですよ。新雪、気持ちいいです。スキーシーズン到来といった感じです」
16日、オープンした北広島町のユートピアサイオトスキー場です。わたしもスキー場を滑走しましたが、新しい、やわらかい雪なので、何度転んでもクッションのように受け止めてくれました。
スキー場は、この日を心待ちにしていたスキー客でにぎわいました。
広島市から訪れた人
「数日前に降った雪が積もっていて、初日ですけど、めちゃくちゃ最高です」
三原市から訪れた人
「もう来たな、冬が、みたいな。時代、来ました」
人工降雪機や造雪機を1か月前からフル稼働して整備してきましたが、今週降った雪で状態よく仕上がったということです。
ただ、リフトなどを稼働させる電気代の高騰は深刻です。こちらのスキー場では、今シーズン、コストが1000万円以上、上がることは確実だといいます。
しかし、一部を除いて、リフト料金を何とかすえ置くことができたといいます。
ユートピアサイオト 山元健二 支配人
「当社は夏もグリーンシーズンでバギーアドベンチャーだったり、グランピングをやっています。ファミリー層や女性の若いお客さまが多いので、冬を含めて来場されるんですね」
去年から本格的に夏場も含めた1年中の営業で得た利益で、スキー客離れを食い止めたいということです。
深刻な雪不足で広島県内でもスキー場の閉鎖が相次いだ3年前、従業員は1人何役もこなしながら乗り越えましたが、そのときのノウハウも受け継がれているそうです。それだけに、雪のシーズン到来に大きな期待を寄せています。
ユートピアサイオト 山元健二 支配人
「天気予報が今後、ずっと雪マークがついているので、昨年以上に自然降雪があって、たくさんのお客さまが遊びに来ていただけると期待しています」
ユートピアサイオトは、来年3月中旬まで営業する予定です。
