東京電力福島第1原発事故が題材の作品で知られる劇作家谷賢一さん(40)の新作公演が急きょ中止になった問題で、セクハラを告発する手記をインターネットに投稿した劇団員の女性が、谷さんに550万円の損害賠償を求め東京地裁に提訴していたことが16日、女性側の弁護士への取材で分かった。11月24日付。
女性は谷さん主宰の劇団に所属。15日に投稿した手記によると、2018年6月~21年3月、日常的に胸や尻を触られるなどし、現在精神疾患で治療を受けているという。
谷さんは投稿内容について「事実無根および悪意のある誇張に満ちている」とホームページで反論している。