日本一美しいラジオ体操に選ばれました。小学生のラジオ体操全国コンクールで、広島・安芸高田市のチームが、金賞を受賞しました。
一糸乱れぬ体操…。指先までしなやかな動き…。日本一のラジオ体操です。
「日本一!」
安芸高田市にある美土里小学校のラジオ体操チーム「九代目美土里グリーンピース」です。ことしで9回目となった全国小学校ラジオ体操コンクールで金賞を受賞し、「日本一美しいラジオ体操」に選ばれました。
6年生 戸田悠月さん
「最初に出す言葉が分からないくらい、うれしかった」
6年生 増田瀬那さん
「メリハリをつけて、みんなでそろえるのがたいへんだった」
6年生 津田実乃梨さん
「笑顔を大切にして、まわりとそろって見えるように意識しました」
かんぽ生命保険が主催したコンクールに美土里小学校は、第1回から参加していて、去年は銀賞を受賞しました。
頂点を目指し、4月からおよそ4か月練習を重ねた「グリーンピース」は、美しさを競う技術部門で全国から参加した100校の頂点に立ちました。
6年生 津田実乃梨さん
「自分たちのラジオ体操を動画で撮って、話し合って改善していきました」
美土里小学校 教諭 古木雅哉さん
「技術的なことはもちろん、最初はまとめ方を子どもに任せていたら、うまくいかないこともあった」
「本番が近づくにつれ、子どもたち同士で『ここを練習しよう』『動画を撮ってみよう』と主体的に練習する姿を見ることができたので、成長を感じた」
体操講師・審査委員 岡本美佳さん
「評価は 子どもらしい笑顔や元気さが第一。そして、筋肉が伸びているか、呼吸しているかという体操の意味があるので、それに合っている体操をしていたのが、すごく印象的です」
ラジオ体操第一は、およそ3分間に13の運動が組み込まれています。グリーンピースが特に評価されたのが、8番目「腕を上下に伸ばす運動」でした。
体操講師・審査委員 岡本美佳さん
「8番目の体操の運動目的は、力強さとすばやい動きを身につけること。そこがピシッとできていたのが、いいなとわたしは感じた」
6年生 戸田悠月さん
「このラジオ体操でがんばったことを忘れず、地域の人たちにラジオ体操の魅力をもっと伝えていきたい」
「安芸高田市から日本一」を目標に、美しいラジオ体操に取り組んできた「美土里グリーンピース」。来年のコンクールでは、連覇を狙うということです。
― 九代目美土里グリーンピースのメンバーは6・5・4年生の8人。先輩が後輩に教えて、一体感を培ってきたということで、取り組みは学年を超えたコミュニケーションツールにもなっています。