宮崎県日南市は2024年度から、市が運営する子育て支援センター「ことこと」の運営業務を民間に委託する。民間活力の導入を推進し、行政組織のスリム化や施設運営の効率化を図ることなどが狙い。一時預かりの1回当たりの利用時間を現在の最長3時間から5時間に延長する。
施設は2017年4月にオープンし、同市岩崎3丁目の複合機能ビル「ふれあいタウン Itten(いってん)ほりかわ」1階で運営。子育て中の親子の交流の場として相談受け付けや講座開催などを手がけており、無料の一般利用と、未就学児を対象にした有料の一時預かりがある。
11月現在、市職員12人が勤務。24年度の運営委託では現在の事業内容を継続し、契約は同年4月からの1年間で、最長3年間。一時預かりの1回当たりの利用時間を延長する。
また運営効率化に向け、一般利用は来年4月から時間を短縮する。現在の利用時間帯は午前9時~午後7時だが、午後6~7時の利用が平均1組にも満たないことなどから、午後6時までとする。
開館時間変更に関しては、同センター条例の一部を改正する条例を12月議会に提案し、16日に可決された。
市こども課の田中三尋課長は「業務を委託しても利用者はこれまで通り利用できる。一時預かりは利用時間を延長するので利便性向上も図られる」と話している。
民間委託 預かり延長 日南市子育て支援センター
- Published
- 2022/12/16 19:57 (JST)
- Updated
- 2022/12/17 09:31 (JST)
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