「超人ロック」聖悠紀さん死去していた 肺炎、72歳 元週刊少年キング編集長が悼む

人気漫画「超人ロック」などの作品で知られる男性漫画家の聖悠紀(ひじり・ゆき)さんが、10月30日に肺炎のため死去していたことが16日、分かった。72歳だった。同作品を掲載していた少年画報社の漫画雑誌「ヤングキングアワーズ」編集部が公表した。葬儀などは家族のみで行い、後日「お別れの会」を開く。

急逝を伝えた同編集部は「読者の皆様、長い間聖悠紀先生の作品をご愛読頂きありがとうございました。どうぞご自身が一番好きな聖悠紀先生の作品を思い出しながら、静かに個人の冥福を宇野って頂ければ幸いです」と呼びかけた。作品を1979年(昭和54)から連載していた「週刊少年キング」誌の元編集長で、少年画報社代表取締役の戸田利吉郎氏は「『超人ロック』を長い間、執筆されていた聖先生が銀河の彼方に旅立たれました。とても…とても残念でなりません」と急な別れを惜しんだ。

SF作品の「超人―」は、永遠に生き続ける超能力者・超人ロックの活躍を描く銀河系を舞台にした物語。1967年(昭和42)、同人誌に発表。1979年(昭和54)に「炎の虎」シリーズが週刊少年キング誌上で始まり、アニメ化や映画化もされた。

(よろず~ニュース編集部)

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