新東名全線開通は27年度に見直し 山北、松田町をまたぐトンネル掘削難航 当初から4年遅れ

掘削工事が難航している高松トンネル=松田町内(11月2日撮影)

 工事難航で開通が遅れている新東名高速道路の新秦野インターチェンジ(IC)─新御殿場IC間の25キロについて、中日本高速道路は16日、全線開通時期を当初予定していた23年度から27年度に見直すと発表した。

 新東名は海老名市から愛知県豊田市まで約250キロをつなぎ、今年4月には伊勢原大山IC─新秦野IC間13キロが開通した。一方で山北、松田町をまたぐ高松トンネルでは掘削作業が難航。山北スマートインターチェンジ(山北町)を含む区間が最後の未開通区間として残っている。

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