「顎のあたりがグラグラしやすいので、そーっとやらないと」年末恒例 恐竜のすす払い 骨格標本を職員がソフトタッチで=静岡・東海大学自然史博物館

今年の汚れは今年のうちに落としましょう。静岡市の博物館では、12月16日、年末恒例「恐竜のすす払い」が行われました。

静岡市清水区三保の東海大学自然史博物館では、恐竜の骨格標本についたほこりを職員4人で落としました。体長が26mを超える「ディプロドクス」は首が長い恐竜で、頭は2階建て住宅の屋根ぐらいの高さにあり、脚立の上に乗った職員が丁寧にほこりを落としていきました。展示されている骨格標本は細かい部分まで複雑に再現されていて、職員はソフトタッチでモップをかけていました。

<担当した職員>

「結構、顎のあたりがグラグラしやすいので、本当にそーっとやらないとダメージがついてしまうといけないので慎重になりますね」

東海大学の自然史博物館は、隣接する海洋科学博物館とともに、2023年3月で一般公開を終了します。ただ、2023年4月からは東海大学の学生や他の学校の児童・生徒らを受け入れる教育研究施設となるため、すす払いを担当した職員らは、感謝を込めて骨格標本と向き合っていました。

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