日本中を沸かせた選手たちが静岡凱旋です。FIFAワールドカップ日本代表の静岡県勢選手などが川勝平太知事を表敬訪問しました。神セーブを連発したGKの権田修一選手(清水エスパルス)は、「エスパルスに入らなかったら、ワールドカップに行けなかった」と所属チームへの思いを語りました。
<滝澤悠希キャスター>
「いま、権田選手など3人が、やってきました。ドイツ、スペインと、強豪国を破った日本代表。非常にオーラがあります」
<川勝平太知事>
「ファイトと励ましと感動を与えてくれて、ありがとうございました!」
川勝平太知事を訪問したのは、清水エスパルスの権田修一選手、浜松市出身で、ドイツ・シュツットガルトの伊藤洋輝選手、現役時代フランスワールドカップの代表メンバーだった齊藤俊秀コーチの3人。
<権田修一選手>
「出発する前に『静岡県のために戦ってきます』と話をさせてもらって、正直、もう一つ上のベスト8以上に行きたかったが、みなさんに感動を届けられたことは、うれしく思います」
ここで権田選手は、ゴールキーパーならではの、話をします。
<権田修一選手>
「グラウンドは土が多くて学校の校庭だと痛い。(GKを)やりたいと思っても、痛みでやっぱりいやだなっていう子が多いので、こんなところで言っていいかわからないが、ぜひ、人工芝とか芝生のグラウンドをいくつか…、もし可能ならば、日本のゴールキーパーのためによろしくお願いします」
さらに、伊藤選手もこんな提案を。
<伊藤洋輝選手>
「(カタールの)スタジアムは、クーラーが付いていて、最先端で快適な環境で試合が行われていた。なので、芝生のグラウンドに続いて、クーラー付きのスタジアムも…(笑)」
要望を重ねて、周囲の笑いを誘いました。
激闘を終えたばかりの選手たちですが、早くも、次のワールドカップを見据えています。
<伊藤洋輝選手>
「個人的には満足のいくパフォーマンスができなかったので、この悔しさを必ず今後につなげて、今後(日本代表を)引っ張っていけるような存在になっていければ」
<権田修一選手>
「エスパルスに入らなかったら、W杯には行けなかったと思うので、それが全てだと思う。今のままで満足せずに(次のW杯では)もう一つ、もう二つ武器をしっかり身に付けないといけないと思っている」