W杯決勝を「やり直し」させてあげたい5名の英雄

『サカつくRTW』では12月14日から欧州のスーパースターたちが登場する“New Road Anniversary LEGEND SCOUT”を開催中だ。

11月20日に開幕したワールドカップ・カタール大会もいよいよクライマックス。決勝は前回王者のフランス代表と南米の雄アルゼンチン代表という顔合わせとなった。

勝者があれば敗者も生まれる残酷な世界。これまでの歴史においても数多のレジェンドが歓喜し、そして涙を流してきた。

そこで今回は、「もしワールドカップの決勝をやり直すことができたら…」という視点でお届けしよう。

ヨハン・クライフ

理想のフットボールを追求し、近代戦術にも多大な影響を及ぼしているヨハン・クライフ。

恩師リヌス・ミケルスが提唱した“トータル・フットボール”を体現する存在であり、1974年のワールドカップは彼らが掲げる理想が世界を包み込む…はずだった。

そこに立ちはだかったのは、皇帝フランツ・ベッケンバウアー擁する西ドイツ代表だ。両者の決勝戦はオランダ有利と考えられたが、エースのクライフがベルティ・フォクツに完璧に封じ込まれ、まさかの敗戦を喫してしまったのだ。

美しいフットボールの敗北を誰もが嘆いた。だが勝者のベッケンバウアーが放った言葉は今や伝説であろう。「強い者が勝つのではない。勝った者が強いのだ」。

ロナウド

2002年の日韓大会で世界一を手にした“元祖”ロナウドだが、その4年前の1998年大会には悲劇を味わった。

若くして名声を得ていた彼は、重鎮ロマーリオとの破壊的な「ロロコンビ」で得点を量産。決勝の相手は開催国フランスだったが、ブラジルの優位は揺るぎないものと思われた。

しかし、“事件”は試合直前に起きた。

極度の重圧や緊張などからロナウドは痙攣を起こし、一時意識を失うほどの状態に陥ってしまったのである。

試合には強行出場したものの、ピッチに立った怪物にその面影はなかった。

セレソンはフランスに0-3と完敗し、1994年大会からの大会連覇という偉業を逃している。

ジネディーヌ・ジダン

サッカー史上最もエレガントにして最も芸術的なフットボーラーと考えられるジダン。

自国開催となった1998年ワールドカップの優勝で移民国家フランスの象徴的な存在となり、現役引退を表明して臨んだ2006年大会でも決勝へ。誰もが国民的英雄の輝かしい“ラストダンス”を期待した。

しかし、結末は想いがけないものだった。0-0で迎えた延長戦で、ジダンはイタリアのDFマルコ・マテラッツィからの再三にわたる“口撃”に激高し、頭突きを見舞って退場になってしまったのだ。

絶対的なエースを失ったフランスはPK戦の末に敗れ、1998年大会以来となる栄冠を逃すこととなった。

現役最後の試合を退場で終えたジダンは今年になって当時を振り返り、「自分がやったことを誇りには思わない。だけどこれもサッカー人生の一部さ」と語っている。

リオネル・メッシ

史上最高のフットボーラーといって差し支えないメッシだが、ワールドカップのトロフィーだけは手にしてない。その事実が、母国で未だマラドーナを超えていないとされる所以だ。

最も近づいたのは、2014年ワールドカップ・ブラジル大会。宿敵の地で勝ち進んだ彼らは、地元ブラジルを準決勝で7-1と無慈悲に葬ったドイツと決勝で相まみえた。

これまで南北アメリカ大陸で開催された大会でヨーロッパの代表が優勝したことはない。さらにアルゼンチンは1986年大会決勝でドイツを下して世界一となり、マラドーナが“神”となったという過去がある。

メッシにとって全ての条件が整っていたのだが…。

アルゼンチンは延長でマリオ・ゲッツェにゴールを許し、ドイツに0-1で敗戦。通算3度目の世界一を逃した。

2022年カタール大会でアルゼンチン代表は決勝へと勝ち進んでおり、残りあと一つ。35歳のメッシにとって最後とも言われるこの大会で悲願の世界一を勝ち取れるだろうか。

ロベルト・バッジョ

ロベルト・バッジョは、天才芸術家を生んだ国イタリアが輩出したフットボールの世界における最高の芸術作品だ。

神の領域に達した精巧なボールタッチと、常人の想像を遥かに超えた創造性は観る者全てを魅了し、日本でも流行した“ファンタジスタ”の象徴的な存在であった。

そんな彼には常に悲劇が付きまとった。ケガもそうであったが、その印象を決定的なものにしたのが1994年ワールドカップであろう。

バッジョはアッズーリの10番としてチームの牽引したが、延長でも決着が付かなかったブラジル代表との決勝戦で、PKを外してしまったのだ。

本来はPKが得意であったが、ボールはバーの遥か上へ。ピッチの上に立ち尽くす「10番」の姿はサッカー史に残る悲劇的な名場面となった。

2022年大会では、日本代表がクロアチア代表に敗れた際に「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ」という言葉が大きな話題となった。

それは、この時のバッジョの言葉である。

そのバッジョ自身は近年、「あのミスのせいで今でもよく眠れないんだ」と未だその呪縛から完全には解き放たれていないことを明かしている。

歴史に「もしも」はなく、この悲劇があったからこそまた新たな世界が生まれたことも否定はできない。

それでも、もしバッジョがあのPKを決めていたら――サッカーファンであれば一度は想いを馳せる、そんな歴史的なワンシーンであることには間違いない。

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また、最大4000GB(無償)など豪華報酬が獲得できるログインボーナスや、1日1回無料の10連スカウトなどが期間限定で登場する“世界大会開催記念キャンペーン第5弾”も開催中です。

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