「ばかうまい」干し柿完成 20日ごろから販売 柿崎を食べる会

 柿崎区の若手農業者グループ「柿崎を食べる会」(長井慎也会長)は来週前半(20日ごろ)から、手作り干し柿の販売を開始する。1パック200グラム(6個前後入り)で1080円。

干し柿独自の糖分の結晶がふんだんに付いている

 干し柿作りは今年で10年目。「柿崎区の新たな特産品を」との思いから、活動の中心である同区東横山の渋柿「八珍」を用いている。
 今年は10月に約1200個の柿を収穫し、同所でつるし干し。尾神岳から吹き下ろす風を受け、甘みを増した干し柿がこのほど完成した。
 16日には同区高寺の同会事務所で梱包(こんぽう)作業を実施。会員らが一つ一つ丁寧にパックへ詰め、販売開始に備えた。地域おこし協力隊として干し柿作りに参加した莊司勇太さん(42)は「『ばかうまい』干し柿に仕上がった」と太鼓判を押し、「農作物がおいしいこの地で、いずれは稲作に携わりたい」と話していた。

甘みたっぷりの干し柿が完成した

 同会の田中基輝さん(46)は「昨年に続いて今年も豊作となった。ぜひ『柿崎の味』を楽しんでほしい」と呼び掛けている。
 干し柿の予約など、問い合わせは同会(電025・520・6003、平日午前10時から午後3時まで)へ。

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