16日、元ユーゴスラヴィア代表DFのシニシャ・ミハイロヴィッチ氏が白血病のために死去した。
ミハイロヴィッチ氏は現役時代イタリア・セリエAの黄金期で活躍したセンターバックで、ディフェンダーながら最大の持ち味は左足のキックであった。特にそのフリーキックは強烈なカーブを描きながらも正確無比のコントロールを誇り、多くのゴールを生み出した。
今回はそんな「直接フリーキックが最強だったセンターバックたち」をセレクトした。
シニシャ・ミハイロヴィッチ
直接フリーキックでのゴール数:31回
もちろん今回の記事のテーマとなったミハイロヴィッチが代名詞と言える。その左足はセリエAで唯一無二の「フリーキックだけのハットトリック」という記録を達成するほどであった。
ダヴィド・アラバ
直接フリーキックでのゴール数:13回
今最もフリーキックがうまいセンターバックといえばダヴィド・アラバだろう。もちろんもともと攻撃的な選手であるわけだが、オーストリア代表ではセットプレーのキッカーとしてもかなりの技術を見せている。
ロナルト・クーマン
直接フリーキックでのゴール数:21回
歴史上最も多くのゴールを決めたディフェンダーのひとりであるロナルト・クーマン。その武器は圧倒的な威力を持っている右足のキックで、まるでキャノン砲のようなシュートを何度もゴールに叩き込んでいた。
ダヴィド・ルイス
直接フリーキックでのゴール数:5回
チェルシーやPSG、アーセナルなどで活躍したブラジル代表DFダヴィド・ルイス。攻撃的なセンターバックとして知られている彼は見事なキックを持っていることでも知られ、キャリアで5本の直接FKを決めている。
アレックス
直接フリーキックでのゴール数:8本
FCポルトやチェルシー、リヨンなどでプレーした屈強なブラジル人センターバック。その右足から繰り出されるキックはとてつもない威力を誇り、キャリアで8本の弾丸フリーキックを叩き込んでいる。
福森晃斗
直接フリーキックでのゴール数:16本
日本からはもちろん北海道コンサドーレ札幌でプレーしている左足の魔術師福森晃斗をピックアップ。キャリア16本のフリーキックが決めており、これは世界でもなかなか見られない数字である。