三浦の市民交流拠点整備、事業者の応募なく市は再公募へ 26年の開業に影響も

三浦市役所

 旧県立三崎高校跡地(三浦市初声町下宮田)で進められている、市役所移転を含む市民交流拠点の整備事業で、10月から実施していた事業者公募への応募がなかったことが16日、分かった。原因は明らかでないが、市は条件を見直した上で来年1月に再公募する予定。2026年4月の開業への影響が懸念されている。

 16日の市議会全員協議会で、市が報告した。

 同拠点の引橋B2地区には、市役所や付属棟、図書館、県鎌倉保健福祉事務所三崎センター、総合福祉センターが設計・施工一括発注方式で整備される。併せて集合住宅や商業施設などの民間施設の整備が定期借地権方式で行われる。

 市は10月から約1カ月半、事業者を公募したが、応募はなかった。徳江卓市長室長は「原因についてはこれから分析し、要求水準を見直した上で速やかに再公募したい」と述べた。具体的には来年1月下旬をめどにしているという。

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