【ニューヨーク共同】16日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比281.76ドル安の3万2920.46ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めの長期化に伴う景気後退への警戒感が根強く、売り注文が膨らんだ。一時は550ドル近く下落した。
FRBが14日の連邦公開市場委員会(FOMC)で決めた政策金利の上げ幅は0.5%と前回の0.75%から縮小したものの、出席者による2023年中の政策金利のピーク予想を引き上げた。景気の先行きへの懸念が広がり、ダウは14日からの3日間の下げ幅が1190ドル近くに達した。