佐世保-博多「特急みどり」 1~4分短縮 JR九州、来春ダイヤ改正

 JR九州は16日、来年3月18日に実施するダイヤ改正を発表した。西九州新幹線(武雄温泉-長崎)や在来線の本数は変更しない。長崎県関係では、佐世保-博多の特急みどり(1日上下32本)の所要時間を9本(1~4分)短縮する。
 佐世保線特急を巡っては、県が高速化事業を実施し所要時間の短縮が期待されたが、JR九州が西九州新幹線開業に合わせ発表した改正ダイヤでは改善効果がみられないとして、県と佐世保市が不満を示していた。その後、同社に改善を求め、一部列車の運行時間が短縮された。今回のダイヤ改正ではそれに加えて7本が1分、1本が2分、1本が4分それぞれ短くなる。
 また、大村方面から長崎へ向かう普通列車について、高校生の帰宅時間に合わせて現行の大村発午後5時52分を約10分遅らせる。
 西九州新幹線とリレーかもめは、山陽新幹線の時間変更に伴う接続の関係で1日47本中3本に軽微な時間変更がある。

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