ヘンリー王子夫妻 娘の〝ゴッドファーザー〟はエンタメ界の大物だった

俳優や監督として活躍するタイラー・ペリー(53)がヘンリー王子夫妻の娘リリベットちゃんのゴッドファーザー(代父)であることが明らかになった。2020年にヘンリー王子とメーガン妃が英王室の主要メンバーから離脱してアメリカに移住した際に、滞在場所を提供したことにより夫妻と親しくなったタイラーが、翌21年6月に生まれたリリベットちゃんのゴッドファーザーになる依頼を受けた当時をネットフリックスのドキュメンタリー番組「Harry & Meghan(ハリー&メーガン)」の最終回で振り返っている。

映画「マデアおばさん」シリーズで知られるタイラーは、番組の中でこう話している。

「『どうしたんですか?』って聞いたら『あの、リリのゴッドファーザーになって頂きたいんです』って言われたから、『ワオ』ってね。それを受け止めるのに少し時間が必要だった」

「そして『それは光栄だ。非常に光栄だ』って思ったよ」

しかしそれについてよく考えてみた後、ある条件を夫妻に伝えたそうだ。

「彼らに電話して『ちょっと待ってください。と言うことは私が(イギリスへ)行って、(英王室メンバーと)教会などで色々やるってことですか?』って聞いたんだ。だってそんなことしたくなかったらね。ここ(アメリカ)で小さなプライベートの式をするとか、そのために向こうに行くのでも構わないってね」

また番組内でタイラーは、メーガン妃と父トーマス・マークルとの関係が悪化した苦しみに「直ちに共感した」としたことから、妃が18年にヘンリー王子と結婚する前に手紙を書いていたことを明かした。

「この女性が愛する男性、夢の男性を見つけたと思ったら、彼が王子であったことから、あれら全てのクレイジーなことに足を踏み入れ、家族の警備が必要となり、そして父親から酷いことをされるなんて想像すらできない」

「僕の人生が変わり、成功が訪れ始めた時、家族は違う人になってしまった。だからどれほど辛く、酷いことになりえるか知っているんだ」

また夫妻が王室離脱を考えていた時、メーガン妃から電話で涙ながらに気持ちを吐露されたことも明かしている。

「メーガンに、彼女の気持ちはもっともであると伝えたんだ。傷ついていることもね」

「僕はそれを彼女に言いたくはなかった。彼女にそう感じて欲しくなかった。でも、彼女に嘘はつきたくなかった。彼女は、彼らから自分を破壊される、もしくは気がおかしくなったり、彼らから、自分がおかしくなってきていると思わせるように仕向けられることを恐れていたんだ」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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