山林遺棄の母親は窒息死 神奈川県警、殺人事件として捜査

神奈川県警

 同居する母親の遺体を山林に放置したとして、死体遺棄容疑で川崎市高津区久末、自称不動産管理業の男(26)が逮捕された事件で、神奈川県警は17日、司法解剖の結果、母親の女性(62)の死因は手や腕で首を圧迫したことによる窒息死だったと明らかにした。県警は殺人事件として捜査する方針で、男が何らかの事情を知っているとみて詳しく調べる。

 県警によると、14日深夜、女性の親族が「母親と連絡が取れない」と110番通報した。県警は翌15日、男を立ち会わせて山梨県都留市内の山林を捜索したところ、女性の遺体を発見した。

 捜査関係者によると、男は自宅のある川崎市高津区周辺から山梨県都留市内まで車で遺体を運び、山林に放置したという。

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