
10月に名古屋市で開かれた全日本吹奏楽コンクールに出場しながら新型コロナウイルスの影響で多くの3年生が舞台に立てなかった秋田南高校(秋田市)の吹奏楽部が17日、名古屋国際会議場センチュリーホールで再び演奏した。地元出場校の愛知工業大名電高校が尽力し、合同演奏会として引退の夢の舞台が実現した。
17日はコンクールの課題曲だった「憂いの記憶―吹奏楽のための」や自由曲「管弦楽のための協奏曲」などを演奏、息の合った力強い音色を響かせた。
同コンクールは「吹奏楽の甲子園」とも呼ばれる。秋田南高はコロナ感染などで17人が欠場、その半数以上が3年生だった。