84歳の大女優 3度目のがん寛解 「私はラッキーだと思う」

女優のジェーン・フォンダ(84)のがんが寛解した。間もなく85歳になるジェーンは15日、「最高の誕生日プレゼント」と自身のブログでこのニュースを発表した。

「先週、専門医に私のがんが寛解したから化学療法を止められると言われた」

「喜ばしいことで私は幸運だと思う。回復を願ってくれた人、私のことを思ってくれた人みんなに感謝している。このグッドニュースはそのおかげだと確信しているわ」

ジェーンは9月に非ホジキンリンパ腫に罹患して6カ月間化学療法を受けていると公表していたが、支援のネットワークさえあれば克服できると確信したとネット上に投稿しファンを安心させていた。

がん闘病は今回で3度目。2010年に乳がんと診断され、同年11月に乳腺腫瘍摘出手術を受けた。2度目は、18年1月に下唇からがんを切除し、その際に皮膚からはメラノーマとなる疑いのある腫瘍が摘出された。

3度の結婚を経験し3人の子どもがいるジェーンは、闘病生活についてインスタグラムで次のように語っていた。

「親愛なる友人たち、みんなに言っておきたいことがあるの。非ホジキンリンパ腫と診断されて化学療法を開始したわ」

「とても治療しやすいがんで生存率80%だから私はラッキーだと思う」(専門家によると、アメリカでの非ホジキンリンパ腫の生存率は73%だという)

そんなジェーンは、世界最高レベルの医療が受けられる「特権的」な立場にいることを認めている。

「自分が恵まれていることを痛感していて、アメリカでは多くの家庭が一度はがんに対峙する状況だけど、私が受けた類いの質の高い医療を受けられない人があまりにも多くて残念に思う」

「がんは多くを教えてくれたからその教訓を忘れないようにしている」

「がんが私に教えてくれたことのひとつに、コミュニティの重要性がある。ひとりぼっちにならないように、コミュニティを育て強化していくことが大事ね」

「もうすぐ85歳になるけど、新たな環境に適応していく大切さを教えてくれた」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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