【朝日杯FS/馬場情報】「外差しは届かない」先週に続く“イン有利”のトラックバイアス

第74回朝日杯フューチュリティS(GI、芝1600m)が行われる阪神競馬場の馬場情報が18日、JRAより発表された。阪神は芝・ダートともに「良」、芝のクッション値は「9.7/標準」。前日に雨量1.0ミリメートルが観測され、土曜「9.8/標準」よりわずかに軟化した。

■阪神JFと同じくイン伸びが顕著

土曜阪神10Rの甲東特別・2勝クラス(トーホウディアス)の勝ち時計は芝1600m1分34秒3。前年(シャーレイポピー)の1分34秒0と遜色なく、馬場コンディションは良好と言える。

ただし、脚質傾向は前週と同じく「イン+前」有利のトラックバイアスが顕著に現れている。土曜阪神芝のレースでは逃げ馬の粘り込みが目立ち、直線は前と後ろの脚色が同じ。インを通った前の馬が、外から追い込む馬を振り切るレースが続いた。

前週の阪神ジュベナイルFではペースが流れたこともあり、差し馬が上位を占めたが、それでも勝ったリバティアイランドは直線でインへ切れ込み、2着に12番人気の2枠シンリョクカ、3着の10番人気ドゥアイズは7枠ながら直線はインから末脚を伸ばした。

土曜阪神芝は6鞍のうち5鞍で1~3枠が勝利。引き続き、真ん中~内枠の馬に警戒したい。

当日/12月18日(日曜)

含水率
┗ゴール前=芝10.3%|ダ4.2%
┗4コーナー=芝10.1%|ダ6.2%
芝のクッション値=9.7[標準]

前週/12月11日(阪神JF)

含水率
┗ゴール前=芝10.6%|ダ5.6%
┗4コーナー=芝9.3%|ダ6.6%
芝のクッション値=9.8[標準]

前年/12月19日(朝日杯FS)

含水率
┗ゴール前=芝10.5%|ダ9.4%
┗4コーナー=芝9.7%|ダ9.8%
芝のクッション値=9.6[標準]

文●SPREAD編集部

© 株式会社Neo Sports