クリスマスイブに花火の贈り物 1000発目指し協賛募る 足利・渡良瀬川河川敷

 【足利】クリスマスイブに子どもたちへ笑顔や希望をプレゼントしようと、名草上町の須永花火田島煙火工場(田島浩(たじまゆたか)代表)は24日、田中橋下流の渡良瀬川河川敷で「2022ほほ笑み花火」を打ち上げる。

 市内の企業や飲食店に花火玉を募金箱にした「募金玉」を設置したり、市民らの協賛を募ったりして、これまでに約500発分の浄財が集まった。午後6時半に打ち上げを開始する。

 同工場は23日まで協賛金を受け付けており、千発を目標に打ち上げ数の上積みを目指している。

 同工場は2018年、「クリスマス花火」としてこのイベントを始めた。翌19年に市内を台風19号水害が襲った際、「泥だらけになった縫いぐるみを手に泣いている子を見た。子どもたちに上を向いて、笑顔で年末を締めくくってほしい」(田島代表)と、「ほほ笑み花火」に改称した。その後も新型コロナウイルス禍が続く中、今年で4回目の開催となる。

 田島代表は「毎年、赤字運営だが、子どもたちに笑顔や希望を贈りたいという思いは変わらない。みんなに上を向いてもらえるよう、できるだけたくさん打ち上げたい」と話している。

 協賛金は1口千円から。荒天の場合は25日に順延。26日も予備日としている。

 (問)同工場0284.41.9203。

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