見納めとはしたくないドラマで魅せるキンプリ平野紫耀の演技力

「silent」ブームで隠れ気味だが、King&Princeの平野紫耀が主演しているドラマ「クロサギ」(TBS系)での演技力の評価も高まっている。

原作は黒丸・夏原武によるマンガ「クロサギ」シリーズで、単行本は累計発行部数850万部を超える人気作品だ。2006年にはTBSで山下智久の主演でドラマ化、映画化もされた。今回の平野は「クロサギ」を原作に、完全版としてドラマ化した。

ある芸能関係者は「山下の『クロサギ』の評価が高かったのもあって、スタートする前は、今さら感もあって、平野のクロサギは軽すぎないかなど、前評判はいまひとつでした」。しかも、ヒロインを務める黒島結菜がNHK朝の連続テレビ小説「ちむどんどん」で視聴者からかなり厳しい評価を受けていたこともあって、かなり期待薄とみられていた。

実際、10月期のドラマがスタートすると、今度は川口春奈主演でSnow Manの目黒蓮が出演するドラマ「silent」(フジテレビ系)が大きな話題となってしまった。

「『クロサギ』は初回視聴率9・2と好スタートしたにもかかわらず、話題は全部、『silent』に持っていかれ、多少話題になったかと思えば、黒島が『ちむどんどん』と演技が変わらないといったものばかり。冷静に平野が見られてはいませんでしたが、第8話ではホスト風の男に変身した平野がかっこよすぎると盛り上がったりと、終盤になるにつれて、平野へスポットライトも当たるようになりました。その中ではいろいろな役回りを器用にこなしたり、ちょっとした表情でうまく心情を表せたりと、平野の演技力の高さが改めて評価されているんです」と同関係者。

平野は来年5月にKing&Princeを脱退し、ジャニーズを退所すると表明している。「事務所を離れれば、なかなか今後、ドラマで、という機会はなくなるのかもしれません。どこかで見れるタイミングがあればいいのですが」と同関係者。

その機会があることを祈りたい。

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