きょう18日(日)からあす19日(月)にかけて、日本付近は冬型の気圧配置の強い状態が続く見通し。日本海側では大雪や猛ふぶきによる交通障害への警戒を続ける必要がある。
また、23日(金)から25日(日)にかけて、日本付近はまた冬型の気圧配置が強まり、日本海側では大雪や大しけとなるおそれがある。
北陸中心に降雪量増える見通し
きょう18日(日)の日本付近は冬型の気圧配置が強まり、朝から日本海側を中心に雪が降っている。また、太平洋側でも雪が降り、けさは鹿児島、徳島、和歌山と前橋で初雪が観測された。
日本海側は午後も雪が降ったりやんだりで、山沿いを中心に大雪となる見通し。非常に強い風が吹き、猛ふぶきになる所もありそう。また海上では大しけになる所がある見通し。
特に非常に強い風がぶつかり合うことで雪雲が発達しやすい北陸は、あす19日(月)朝までに多い所では1メートル、さらにあさって20日(火)朝までの48時間では2メートル近い雪が降るおそれがある。車は立ち往生してしまったり、路面状況の悪化で事故が起こりやすくなるため、交通障害への警戒を続けたい。
日本海側は1日を通して万全な寒さ対策が必要
きょう18日(日)午後は近畿太平洋側、東海から関東の平野部、北海道東部では青空が続く見通し。
日ざしが多く届く関東では、最高気温は10℃前後で日ざしのぬくもりがある見込み。ただ、全国的には昼間も10℃に届かない所が多く空気は冷たい見通し。特に日本海側では5℃以下の所が多い予想で、厳しい寒さとなりそうだ。日中もダウンコートにマフラーや手袋などを活用し、万全の寒さ対策をして過ごしたい。
クリスマス寒波で日本海側は再び大雪のおそれ
この先、21日(水)には雪の降る範囲は狭くなり、今度は西から雨の範囲が広がりそう。22日(木)にかけて雨の降る所が多い見通し。
ただ、この雨のあと日本付近はまた冬型の気圧配置が強まりそう。23日(金)から25日(日)にかけて、日本海側を中心にまた大雪、猛ふぶきや大しけとなるおそれがある。
週末やクリスマスシーズンと重なり人の移動が多くなる可能性があるため、日本海側ではいったん雪が弱まったとしても、大雪や猛ふぶきによる交通障害への警戒を緩めない方がよさそうだ。
(気象予報士・鈴木悠)