ABBAのホログラムツアーを大物アーティスト仲間が観覧

ABBAのホログラムツアー「ヴォヤージ」は、シェールやビージーズのバリー・ギブら有名アーティスト仲間の興味をそそるものだったようだ。

ABBAのビョルン・ウルヴァースは、ロンドン東部ストラトフォードにある専用アリーナで行われた同アバターコンサートを見に来た大物たちがいたことを明らかにした。

同グループのメンバー達は自身の若き姿のアバターを製作、同世代のアーティストたちの中には、自分たちもホログラムショーを開催しようと考えている人もいるのではないかという。

ビョルンはラジオ・タイムズ誌に「バリー・ギブが観に行ったのは知っている。メタリカの噂も聞いた。ミック・ジャガーはまだ行っていないと思うけど、何か言っていたよ。シェールも行くって言ってた。だから、同世代の多くの人が今、『自分たちができる手立てはあるかな?』と考えているんだ」と明かした。

90分にわたるコンサートでは事前に録音されたお馴染みのヒット曲のほか、『ドント・シャット・ミー・ダウン』などの新曲も織り交ぜられている。同グループが最後のコンサートを行ったのは41年前であり、アバターコンサートは、グループがこの世を去った後でも続けられる可能性を見出した。

60年間ツアーを続けてきたザ・ローリング・ストーンズのフロントマン、ミック・ジャガーは将来的に自分たちのデジタル・ホログラム・コンサートを開催するかどうかは考えていないものの、この「技術の躍進」には興味をそそられるという。

「俺たちはすでにこのようなことを行うAIの世界にいるし、それほど複雑でないコンピュータ化で音楽の多くのことを行うことができるからね」と話し、ABBAのようなアバターコンサートはベテランのアーティストにとって無限の機会を提供するものだと語っていた。。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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