全国の小中学生を対象にした今年の「灯台絵画コンテスト」で、長崎県対馬市立厳原小3年の梅田丞之介君(9)が、小学生低学年の部で銅賞を受賞した。
コンテストは、航路標識に親しみを持ってもらうことなどを目的に、公益社団法人「燈光会」(東京)が2005年から開いている。今年は全国から800点を超える応募があり、国土交通大臣賞1点、海上保安庁長官賞1点などを含む27点を入賞作品に選んだ。
梅田君は、対馬市上県町の対馬棹埼灯台を描いた。紅白に塗装された灯台や白い雲が浮かぶ青空、茶色のれんがなどを鮮やかに表現。灯台の写真を見ながら、水彩絵の具で描いたという。
作品がプリントされた表彰状は、対馬海上保安部の桑原裕志部長が伝達した。梅田君は「れんがの色にこだわった。びっくりしたけどうれしい」と話した。