オリバー・ジャービス、デイトナ24時間に参戦へ。優勝経験持つEraモータースポーツに加わる

 元マツダ・ファクトリードライバーであるオリバー・ジャービスが、来月1月に行われる2023年シーズン開幕戦デイトナ24時間レースにLMP2ドライバーとして参加することが決定した。

 2022年にはメイヤー・シャンク・レーシング(MSR)のアキュラARX-05を駆り、コンビを組んだトム・ブロンクビストとともにIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権・DPiクラスのシリーズチャンピオンを獲得したジャービス。

 既報のとおり、彼は来季2023年はユナイテッド・オートスポーツでWEC世界耐久選手権LMP2に参戦することが決定済み。このキャンペーンがウェザーテック・スポーツカー選手権のシートよりも優先されるため、ジャービスはメイヤー・シャンク・レーシングを離れることに。これにともない、MSRはジャービスの後任としてコリン・ブラウンの起用を明らかにしている。

 そんなジャービスが、来年1月28~29日にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催される24時間レースに向けて、Eraモータースポーツに加わり同LMP2チームのドライバーラインアップを完成させた。

 2023年シーズンのウェザーテック・スポーツカー選手権に18号車オレカ07・ギブソンでフルタイム・キャンペーンを行うEraでは、レギュラードライバーのライアン・ダルジール、ドワイト・メリマン、そしてミシュラン・エンデュランス・カップで第3ドライバーを務めるクリスチャン・ラスムッセンのラインアップが固まっており、ジャービスはここに加わるかたちとなっている。

 カイル・ティリーがオーナーを務めるこのチームは、2021年のデイトナ24時間レースでクラス優勝を達成して以来、3年ぶり2度目の優勝を目指すことになる。

 一方Sportscar365は、同チームがメリマンのために、2023年のスプリントレースに向けて2台目のオレカを走らせる準備を行っていることを理解しているが、その詳細やドライバーのラインナップはまだ正式発表されていない。

3年ぶり2度目のデイトナ24時間・LMP2クラス優勝を目指すEraモータースポーツの18号車オレカ07・ギブソン

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