ミカン食べながら景色楽しんで 『伊木力みかん』車内販売開始 JR九州の観光列車「ふたつ星」

「ふたつ星4047」で販売する伊木力みかんをPRする(左から)平野さんと瀧口さん=長崎市尾上町、JR長崎駅

 JR九州の在来線観光列車「ふたつ星4047」の車内ラウンジで16日、長崎県諫早市の伊木力みかんの販売が始まった。来年2月ごろまで。
 ふたつ星は西九州新幹線(武雄温泉-長崎)の開業に合わせ9月23日から運行。車内では「伊木力みかんジュース」を販売している。収穫期に入り「果実そのものの味を楽しんでほしい」と、1袋(5個)500円で販売する。水切れがいい段々畑で栽培したため、甘みと程よい酸味が特徴という。
 ミカン農家の平野秀敏さん(38)と瀧口重隆さん(57)がふたつ星に乗車し、乗客に無料で配布してPRした。平野さんは「ふたつ星の車窓からも伊木力地区が見える。ミカンを食べながら、景色を楽しんで」と話した。


© 株式会社長崎新聞社