TXP Medical、各地中核病院の医療データを診療科横断的に統合、データベースサービスとして提供開始

TXP Medical株式会社(本社:東京都千代⽥区、代表取締役:園⽣智弘 以下、同社)は、救急・集中治療領域の医療データを蓄積してきた実績を背景に、全国の中核病院における全診療科・全患者の時系列医療データを構造化したデータベースサービスの提供を開始いたしました。

開発の背景と概要

同社は2017年より「医療データで命を救う」というミッションのもと、急性期医療プラットフォーム「NEXT Stage ER」を全国各地の中核病院をターゲットに提供しています。救命救急センターを有する大学病院セグメントでは30%以上のシェアを獲得してきました(2022年11月時点)。

本プラットフォームは、救急隊向け情報入力・情報共有支援システム「NSER mobile」と連動して患者の救急搬送時のデータ(コミュニティデータ)を蓄積するとともに、カルテテキスト、DPCデータ(医療費算定用データ)・検査値データなどとの統合を実現し、医学研究用DWH(データウェアハウス)としても用いられています。

今回、同社は製薬企業などに向け、このDWHを使用したリアルワールドデータ解析サービスの提供を開始しました。なお、高度な医療を提供する中核病院を対象に、診療科横断的に多項目のデータを標準化して提供可能なサービスです。

本サービスの提供により、急性期・がん・指定難病・希少疾患などを対象とした臨床研究、多施設共同研究などへの貢献するとしています。

© 株式会社インターリンク