平野紫耀×黒島結菜「クロサギ」詐欺師と検事を目指す大学生“悲劇の関係”の結末は?

King & Prince・平野紫耀が主演を務めるTBS系連続ドラマ「クロサギ」(金曜午後10:00)。12月23日の最終回を前に、16日・第9話放送時の予告映像で、主人公・黒崎高志郎役の平野と、ヒロイン・吉川氷柱を黒島結菜の2ショットビジュアルが突如公開され、2人の関係がどんな結末を迎えるのか、期待が高まっている。

「クロサギ」は、詐欺によって家族を失った主人公が“詐欺師をだます詐欺師”=クロサギとなって、本当の敵を探し出し打倒していく物語で、原作は黒丸氏と夏原武氏による漫画「クロサギ」シリーズ。今作では、13年に全42巻で完結した漫画シリーズを原作に、いわば“「クロサギ」完全版”として新たにドラマ化。22年の現代を舞台に、今の日本でリアルに起こっている詐欺に、クロサギとなった主人公・黒崎高志郎(平野)が食らいつく。

第9話で、詐欺界のフィクサー・桂木敏夫(三浦友和)と決別し、日本最大手のメガバンク・ひまわり銀行執行役員・宝条兼人(佐々木蔵之介)を食らうために動き出した黒崎。ラストへ向けて物語がハイスピードで展開していく中、黒崎のことをずっと気にかけている隣人の大学生・氷柱との切ないラブストーリーの行方にも注目が集まっている。

偶然出会い、氷柱の父・辰樹(船越英一郎)が詐欺師にだまされてしまったことがきっかけで、言葉を交わすようになった黒崎と氷柱。法学部で検事を目指す氷柱は、シロサギをだまし返す黒崎のやり方がどうしても許せないと思いながらも、黒崎と接していく中で考えに徐々に変化が生まれる。さらに、黒崎の過去を知った氷柱は彼のために涙を流したことも。

一方の黒崎は、法律が弱者を救うと信じている氷柱のことを一蹴。しかし、氷柱が自分に繰り返しかけてくれる「あなたは、1人じゃないから」という言葉、そして自分のために涙を流すその心に、黒崎の何かが確実に動いていた。

黒崎のあだ討ちなどまるで忘れたかのように、笑い合いながら食事をし、心を近づけたように思えた2人だが、第9話のラストで、氷柱は黒崎の目の前で何者かにさらわれてしまった。最悪の展開が予想される中、突如公開された2ショットビジュアル。この2ショットの裏に、どのような物語が待ち受けているのか、そして、決して結ばれることのない悲劇の関係の2人の未来とは!?

2人の結末について、武田梓プロデューサーは黒崎と氷柱は最後までどうなるか分からない関係性の2人でいてほしいですし、それをすごく楽しめるような最終回を作れたと思います。第9話でも切ない2人だったと思うのですが、黒崎と氷柱がどういう形であれ幸せになってほしいと、視聴者に応援してもらえるような2人を描こうと思いながら作ったので、そこも一緒に最後まで見届けていただきたいと思っています」とアピール。

那須田淳プロデューサーも「黒崎と氷柱は決して結ばれることのない、いわば悲劇の関係です。最終回では、そんな2人の間にどんな未来があるのかということを感じさせるようなシーンを作ったので、そこにもぜひ注目していただきたいです。ラブストーリーは、結末を見るものだけじゃないと思っています。特にこの2人は、設定上21歳で人生まだ始まったばかり。そこにラブストーリーの関係性とは違うことが起こっていくのも見どころだと思っていますので、最終回もぜひ楽しみにしていてください」と語っている。

最終回では、氷柱が誘拐され、助けに向かった黒崎だったが、2人は絶体絶命のピンチに陥ってしまう。そこに現れたのは、思いもよらない人物だった。一方、宝条は政治家・蒲生紗千子(秋山菜津子)の新党設立に向け、資金集めを急ぎ進めるが、これまでの黒崎の動きが影響し、雲行きが怪しくなっていく。すると、黒崎のもとに桂木から連絡が入る。そこでさらに問題が起こる。

そして、ついに訪れる黒崎と宝条との直接対決の時。全員これがラストチャンスとなる最終決戦で、黒崎が編み出した最後の策、そして語られる真実とは?

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