日本生命営業職員の年収7%増へ 23年度、全国5万人

インタビューに応じる日本生命保険の清水博社長

 日本生命保険が、2023年度に全国約5万人の営業職員の人件費総額を22年度と比べ100億円規模、年収ベースで7%程度増やすことが19日、分かった。清水博社長(61)が共同通信のインタビューで明らかにした。日本生命は顧客本位の営業活動を浸透させるための販売改革に取り組んでおり、賃金上昇で職員の士気向上を図る。

 日本生命は22年度から新規契約件数などとは別に、担当する顧客数や契約の継続率、苦情の少なさなど顧客対応のみを取り出した評価制度を導入。3段階に分けて認定し、給与に上乗せする。評価制度以外の部分でも賃上げに取り組む。

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