家庭料理コン上位3作を総菜に 両備グループのスーパーで販売

両備グループが販売している(上から時計回りに)「ナスと豚バラのスタミナ丼」「おもいでの味~黒豆おこわ~」「おつまみポテサラ」

 両備グループ(岡山市北区下石井)は、岡山県在住者を対象に行った家庭料理のレシピコンテストで上位に選んだ3作品を、総菜として商品化した。同グループが県内で展開する「リョービプラッツ」や「森のマルシェ」などのスーパー13店で、金・土・日曜に販売している。

 商品化したのは、グランプリの「ナスと豚バラのスタミナ丼」(432円)、準グランプリの「おもいでの味~黒豆おこわ~」(540円)と「おつまみポテサラ」(324円)。丼は、ニンニクをきかせた甘辛いタレを絡めた豚バラとナスをご飯に乗せた。おこわは勝英地域特産の黒大豆・作州黒入りで、ほくほくとした食感が楽しめるという。ポテサラは練乳で甘みを付けたポテトサラダに生ハムを添え、ワインに合う味わいに仕上げている。

 コンテストは「教えて!あなたの“おかやま味”コンテスト」と題し、7~8月に郷土料理や家庭の定番料理などを募集。計169点の応募があり、フードコーディネーターやグループの役員ら約30人が、味や見た目などを審査した。商品化した3点を含む上位12作品は、店頭でレシピを配布している。

 同グループは「毎日当たり前のように食べている家庭の味に光を当てたいと思い企画した。それぞれが大切にしている料理を販売し、岡山の新たなソウルフードに育てたい」としている。

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