浮かび上がる紫の原像── 今も多くの謎が残るグループ創成期の実態と魅力を問い直す『まだ誰も語っていない第1期ディープ・パープルの正体』

『まだ誰も語っていない第1期ディープ・パープルの正体』が2023年1月20日にシンコーミュージック・エンタテイメントより発売される。 ジョン・ロード、リッチー・ブラックモア、ニック・シンパー、ロッド・エヴァンス、イアン・ペイスから成るオリジナル・ラインナップの真価を、既存のイメージに捕われることなく、各種資料を元に客観的事実を積み重ねながら新たに考察した一冊。さらに支流となるウォーホース、至宝の輝きを放つキャプテン・ビヨンドにもアプローチしている。 現在もライブのアンコールで披露される大ヒット曲「ハッシュ」を生みながら、直後に編成された第2期以降に比べると、未だ掘り尽くされていない部分が多く残る第1期ディープ・パープル。本書では、発売から半世紀を経た今、改めてバンド第1期の真価を問い直すべく、初期3枚のスタジオ・アルバム、シングル盤、ライブ音源なども元に、この期に属したメンバー、音源、サウンド、ツアーの各項目に関する情報を徹底的に集約。この時期ならではの魅力を語り継ぐべく、大幅なアップデートを試みる。

『まだ誰も語っていない第1期ディープ・パープルの正体』構成

序章◉ディープ・パープル誕生の温床となった1960年代、英国ロック・シーンの趨勢

第1章◉誕生前夜/第1節:グループ結成の経緯

第1章◉誕生前夜/第2節:セッションマン時代のリッチー・ブラックモア

第2章◉作品分析:レコーディング・セッションと楽曲の解説

第3章◉音盤ギャラリー:各国盤にみられる相違と変遷

第4章◉使用機材の検証:理想の音色を求めての試行錯誤

第5章◉ライヴ活動:謎多きツアーの履歴

第6章◉2人の元メンバー/第1節:ニック・シンパーとウォーホース

第6章◉2人の元メンバー/第2節:ロッド・エヴァンスとキャプテン・ビヨンド

終章◉第1期ディープ・パープルの正体と真価

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