
再生可能エネルギーの普及を目指し、国内最大級の蓄電池工場の建設を計画するベンチャー企業「パワーエックス」(東京)は19日、建設予定地の岡山県玉野市で地元説明会を開いた。2023年10月に完成させ、24年春ごろから本格生産を始める方針だ。年間最大生産量は5ギガワット時を想定。パワーエックスによると、約45万世帯が1日に使う電力量に相当する。
太陽光や風力など天候による出力変動が大きい再エネは、需給を均衡させる難しさが普及への障壁となっている。発電した電力を余すことなく活用するため蓄電池の必要性が高まる中、国内で参入するメーカーはまだ少ないのが現状だ。