いいアイデアを出すためにはどうすればよいか、福岡イチのプランナーが真面目に回答します。

福岡でいちばん企画書を書いてきたプランナー・中村修治さんが読者のお悩みにオモシロオカシク答えてくれます。「あー、あるある」「そっか、もうそんな感じでいっか」などなど、生きにくい日々をライトに潜り抜けるためのヒントになったりならなかったり!?ぜひ肩の力を抜いてお楽しみください!

相談者>>>>>>>>

自分がいいアイデアだ!と思っても社内で説得できないことがたまにあります。

自分のアイデアが悪いのか、説明が足りないのか、周りの理解力がないのかわからず悶々とします。

一朝一夕でないことはわかっていますが、修治さんのようなアイデアにあふれる人はどうやっているのか知りたいです。アウトプットの訓練によいことなどあったら教えてください。

<<<<<<<<ワタシの回答

“できるふり”を続けてみましょう!!

50歳も過ぎたらわかります。あの50代だった親父は、一生懸命「父親のふり」をしていたのだ。たぶん息子にばれないように、大人のふり、わかったふりをしていたのだ。そう思えたら、全部、ゆるせる。みんな一生懸命に、強くあろうと「ふり」をしてたのですよ。

斯く言うワタシも、ふたりの娘を持つ親父のふり。小さな会社を経営している社長のふり。もう一生懸命にやっている。だから、ちょっと弱っているオッさんのふりや、ちょいもてオヤジのふりくらいゆるしてほしい。全身全霊でわかったふりの人生を送っているのです。

なので、仕事も同じです。プランナーのふり。アイデアマンのふり。ふりを続けたら、みんなからアイデアあふれる人だと言われるようになっただけです。

要は、たまーに良いアイデアを出しても信じてもらえないのです。理解してもらえないのです。それは、常日頃からアイデアマンのふりをしていないから。説得できるトークのふりをしていないからです。

村上春樹さまは、こんなことをおっしゃっています。

“タフになるには、まずタフである演技をすることです。きちんと一生懸命演技をする。ふりをする。
そんな演技を長くきちんと続けているうちに、じっさいにタフになれます。ほんとですよ。やってみてください。人格とはほとんど役柄のことなんです。”

巨匠も言ってますから、紛れもない真実です。アイデアマンである“できるふり”の連続の向こうに、他者を説得しまくれる世界は広がっているのです。

恐れずに“できるふり”を続けてみましょう。
その自分のふりも赦せるようになったときが覚醒です。

どんなプロも
最初は
知ったかぶりですよ。

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