沖縄電力は19日、太陽光やバイオマスといった再生可能エネルギーの発電事業者に対し、一時的な発電停止を求める出力制御に同社として初めて踏み切る可能性が高いと発表した。温暖な沖縄県では冬場の電力需要が小さくなり、供給力と一致させる必要があるため。来年3月ごろにかけて9回程度の実施を見込む。
沖縄電は9月末時点で43万キロワットの太陽光発電設備と接続し、10年前の約5.6倍に増えた。同社の電力系統は小規模で、他の大手電力会社と結ばれておらず、再エネの出力変動が需給バランスに与える影響が大きいという。