テックマヒンドラが量子コンピューティングの研究に関してIQMクオンタム・コンピューターズと覚書を締結

量子コンピューティング、暗号、通信技術など、相互に有益な分野で市場開拓の相乗効果を探る

ニューデリー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- デジタル変革、コンサルティング、ビジネス・リエンジニアリングのサービスとソリューションを提供する主要企業のテックマヒンドラと、量子コンピューターの欧州大手のIQMクオンタム・コンピューターズは、量子コンピューティングの研究に関する覚書(MoU)に調印しました。両組織は、量子コンピューティング、暗号、通信技術といった相互に有益な分野で相乗効果を探っていきます。

この提携の一環として、両組織はヘルスケア、サイバーセキュリティー、銀行などを含むさまざまな業界向けに、新しい量子コンピューティング製品を共同開発します。また、インドとフィンランドにおいて、量子技術のユースケースをさらに共同開発して販売する予定です。

テックマヒンドラのメイカーズラボ部門グローバルヘッドのNikhil Malhotraは、次のように述べています。「計算の仕組みは変わりつつあり、量子コンピューティングはその変化の先駆けです。量子コンピューティングは、現在の計算技術では解決できない課題を解決する可能性を持っており、エネルギー需要が持続不可能になったときに、顧客体験を再構築し、持続可能な未来へ向かう力を与えてくれます。テックマヒンドラでは、この変化の波に乗って、産業界全体で商業的に実際的なユースケースの研究開発に新しい基準を設けることを目的として、IQMコンピューターズと協力関係を結びました。この協業により、テックマヒンドラとIQMコンピューターズが相乗効果を発揮し、量子コンピューティングの分野で世界的なプレゼンスを拡大できると確信しています。」

テックマヒンドラは、量子技術の世界的な普及と商業化を加速させるべく活動しています。そしてこれに伴い、フィンランドのヘルシンキへの量子センター・オブ・エクセレンス(QNxt)の設立も進めています。IQMコンピューターズとの提携により、両組織は研究・設計能力および量子コンピューティングの提供能力をさらに強化することになります。今回の提携により、テックマヒンドラが持つハイブリッド・アルゴリズム、量子機械学習、量子シミュレーションなどの量子コンピューティングに関する業界知識と、IQMが持つ超伝導量子ハードウエア、量子アルゴリズム開発能力、独自のアプリケーション別共同設計アプローチなどの専門知識が組み合わされます。

IQMクオンタム・コンピューターズの最高執行責任者で共同創立者のユハ・ヴァーティアイネン博士は、次のように述べています。「今回の発表は、インドに対する私たちの注力と、協業を通じてグローバルなエコシステムを加速させることへの注力を明らかにしています。テックマヒンドラの強力なソフトウエアと新興技術力を活用して、ビジネスシナジーを追求し、さまざまな分野での業界ユースケースを開発するために提携できることをうれしく思います。政府、研究者、産業界と共に、インドの量子エコシステムは急速に成長しており、テックマヒンドラのような企業がこの成長をリードしていくことを楽しみにしています。」

フィンランドとインドは、科学、技術、革新の分野で強い結びつきがあり、両国は量子コンピューティングのためのインド・フィンランド仮想ネットワーク・センターの設立に向けて取り組んでいます。インド政府は、今後5年間で量子産業に800億インド・ルピー(10億米ドル)をさまざまなプログラムで投資する計画です。一方フィンランドは、数十年にわたる量子技術の研究、政府の強力な支援、ベンチャーキャピタル・コミュニティー、研究ネットワークなど、世界有数の量子エコシステムを有しています。

この提携は、テックマヒンドラのNXT.NOW™フレームワークに沿ったものです。これは、「ヒューマン・セントリック・エクスペリエンス」の強化を目指し、デジタル変革を実現して顧客の進化するニーズに応える新興の技術とソリューションに投資することに集中しています。

IQMクオンタム・コンピューターズについて

IQMは、量子コンピューターの構築における汎欧州のリーダーです。IQMは、オンプレミス型の量子コンピューターをスーパーコンピューティング・センターや研究施設に提供し、当社ハードウエアへの完全なアクセスを提供します。産業分野の顧客には、独自の特定アプリケーション向け協調設計の手法を通じて、量子の優位性をもたらします。IQMは、フィンランド初の商用54量子ビット量子コンピューターをVTTと共同で構築しています。また、IQMが率いるコンソーシアム(Q-Exa)がドイツで量子コンピューターを構築しています。このコンピューターはHPCスーパーコンピューターに組み込まれ、将来の科学研究用量子アクセラレーターを作り出そうとしています。IQMは、200人以上の従業員を擁し、パリ、マドリード、ミュンヘン、エスポーにオフィスを置いています。

テックマヒンドラについて

テックマヒンドラは、革新的で顧客中心のデジタル体験を提供することで、企業、関連会社、社会の繁栄を実現します。当社は60億米ドル規模の組織で、90カ国に16万3000人以上の専門職を擁しており、フォーチュン500企業を含む1279社の世界的顧客を支援しています。当社は、5G、ブロックチェーン、メタバース、量子コンピューティング、サイバーセキュリティー、人工知能などの次世代技術を活用して、世界的顧客がエンドツーエンドのデジタル変革を実現できるようにするための活動に傾注しています。テックマヒンドラは、持続可能な未来づくりへの取り組みが評価され、世界中のインド企業で唯一、プリンス・オブ・ウェールズ殿下のテラ・カルタ・シールを授与されています。当社は、「ブランド力」において最も急成長しているブランドであり、世界のITブランドのトップ7に入っています。NXT.NOWフレームワークによって、テックマヒンドラは、当社のエコシステムの「人間中心の体験」を強化するとともに、充実した企業ポートフォリオから生じる相乗効果によって、根底から覆す変革を協業的に促進することを目指しています。テックマヒンドラは、明日の体験を今日提供することを目指しており、「未来は今」であると信じています。

当社は、1945年に設立されたマヒンドラ・グループの一部であり、当グループは100カ国以上で26万人の従業員を抱える最大規模で最も賞賛される多国籍企業の連合体です。当グループはインドにおいて、農機具、実用車、情報技術、金融サービスで指導的地位を持つという有利な立場にあり、生産量で世界最大のトラクター企業となっています。また、再生可能エネルギー、農業、物流、ホスピタリティー、不動産においても強い存在感を示しています。マヒンドラ・グループは、ESGを世界規模でリードし、農村の繁栄を可能にし、都市の生活を向上させることに明確な焦点を当て、コミュニティーとステークホルダーの生活に好ましい変化をもたらし、その発展を可能にすることを目標としています。

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