宮城県農業高等学校 農業経営者クラブが文部科学大臣賞を受賞

2022年12月19日
プルデンシャル生命保険株式会社
ジブラルタ生命保険株式会社
プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社

ボランティア活動に取り組む青少年を称える「Prudential Emerging Visionaries 第26回 ボランティア・スピリット・アワード(主催:プルデンシャル生命、ジブラルタ生命、PGF生命、日本教育新聞社 後援:文部科学省、日本赤十字社)」の文部科学大臣賞が、宮城県農業高等学校 農業経営者クラブ に授与されました。

※写真は掲載許諾を得ています。

<受賞内容>

宮城県農業高等学校農業経営者クラブでは、地元の砂浜には5mm程のプラスチック片が大量に散乱しており、これが稲作で使われるプラスチック肥料の残骸で、海洋汚染の一因となっていることに気づき、稲を育てる際にプラスチック肥料を使わない「ウレアホルム肥料」による栽培法の構築に成功。「ウレアホルム肥料」を商品化し、通常よりも安くお米を作ることができるようになった。この実績が認められ、国会資料として提出され、プラスチック肥料を使わないことがJAでも決定され、プラスチック肥料をゼロにする活動に繋がった。現在は緑肥を地域の農業組織と連携して広げるボランティアも始めている。

<評価のポイント>

研究結果の内容と、肥料を変更した栽培方法の確立と地域農業組織への同栽培方法の提案力、また外部からもその成果を評価されているなど客観的に見ても社会的影響力が高いと判断。また緑肥を広げるボランティアにも期待できる点が評価された。

① ボランティア・スピリット・アワード概要

本アワードは、「未来を描くチカラ」をキャッチフレーズとして、“誰かのために何かを変える”ことを目指し自ら行動を起こしている中学生・高校生を応援するプログラムです。社会課題に気づき、それを自身の課題と捉え、挑戦と克服を繰り返しながら成長する中学生・高校生に感謝と称賛を贈ります。米国プルデンシャル・ファイナンシャルが1995年からアメリカで実施しているプログラムで、日本では1997年にスタートしました。26回目となる今回は、全国から活動人数11,740名(内訳:個人応募 71名、グループ応募 11,669名)の中高生からボランティア活動内容を綴った355通の応募が寄せられ、厳正な審査の結果、ブロック賞30組、コミュニティ賞150組が10月6日に選出されました。(※上記応募数を今回修正しております)

そして全国表彰式では、ブロック賞受賞者のボランティア活動が称えられるとともに、ブロック賞受賞者の中から文部科学大臣賞2組、全国賞8組、米国ボランティア親善大使2名が選ばれました。

② 今年度の応募内容の特長

今年も新型コロナウィルスの影響があったにも関わらず、非常に充実した活動内容が多数寄せられました。

とくにコロナ禍で被害を受けられた人たち、社会的・経済的に弱者となる人たち、動物などをサポート・保護し、コロナ禍で人との交流が制限されている中、いかに活動を広げるかという工夫や発想が見られました。一方で、ポストコロナで人との交流を復活させようという努力も見られました。また、自治体や企業、全国の仲間と連携するなど、中高生とは思えないほどに素晴らしい実行力を発揮されていた例や、SDGs(エスディージーズ)を意識して、持続可能な社会をめざし、様々な社会課題解決に取り組まれている例も多く見られました。また、SNSの活用やクラウドファンディング、アプリの開発など、デジタルを駆使しながら共感の輪を広げている点も中高生らしいと感じられました。

③ 各賞の詳細

※全米表彰式は、状況により中止となる可能性があります。

※応募者にはもれなく「ボランティア・スピリット賞」として、賞状と記念品を贈呈します。

④ ブロック賞およびコミュニティ賞受賞者

今年度のブロック賞およびコミュニティ賞の受賞者については、

ボランティア・スピリット・アワード公式ホームページからご覧いただけます。

https://www.vspirit.jp/