中谷美紀、猟奇殺人鬼役の菊池風磨を称賛。「寡黙でシャイで、役柄に没頭していて真摯な役者さん」

WOWOWで2023年1月22日に放送・配信がスタートする「連続ドラマW ギバーテイカー」(日曜午後10:00)の完成披露試写会が開かれ、舞台あいさつに、主演の中谷美紀、共演のSexy Zone・菊池風磨、池内博之が登壇した。

「ギバーテイカー」の原作は、すえのぶけいこ氏の漫画「ライフ2 ギバーテイカー」。小学校教諭時代、娘を教え子に惨殺され、その経験から刑事になった倉澤樹を中谷、倉澤の元教え子で、事件当時12歳で彼女の娘を殺害した貴志ルオトを菊池が演じ、その2人が繰り広げる死闘を描く本格クライムサスペンス。だ。時に危険を顧みずに行動してしまう倉澤とバディを組む刑事・今井要に池内が扮(ふん)し、深川麻衣、馬場ふみか、斉藤由貴、吉沢悠も出演する。

脚本を読んで涙を流したという中谷は「自分が出演しているということを忘れて、夢中になってしまいました。続きが気になって仕方がなくなる、手に汗握るクライムサスペンスに仕上げていただいたなと思いました」と手応え十分の様子。

菊池は「全5話を一気見してしまいました。ヒヤッとしたり、ドキッとしたりというシーンが断続的に続くので、本当に続きが気になって仕方がなくなると思います」とアピール。

池内も「僕も一気見してしまいました。本当に面白くて、あっという間に見終えてしまいました。後半にかけて、どんどんスリリングな展開になっていきますし、クライマックスのお二人(中谷、菊池)の対峙(たいじ)シーンには期待してほしい」と呼び掛けた。

そんな中、中谷とは設定上、あまり話す機会が少なかったと明かす菊池は、共演にかなり緊張していたようだが「家ではダラダラしているって本当ですか?」と自宅での過ごし方を質問。これに、中谷が「本当ですよ。寝転がって1日中部屋着のままYouTubeを見ています」と返すと、「背筋を伸ばしたまま読書をしているイメージがある」と菊池。「今はかりそめの姿です(笑)」と中谷がジョークを交えて応じていた。

一方、「幸せは奪うもの」という、異常な価値観を持つ猟奇殺人鬼を演じた菊池について、中谷は「風磨さんといったら黄色い歓声を上げる対象ですが、私は生涯彼の目を見るたびに『いつか殺してやろう』と思う相手に。それくらい素晴らしかった」と、その演技を絶賛。

そんな菊池は「演じる上では想像の世界でしかなかったので、想像をしていろいろな考えを巡らせて答えを出していきました」と回想し、役作りについては「気味の悪さを出せればと、鏡の前で気味の悪い笑顔を20分くらい練習しました」と報告した。

しかし、中谷が菊池のことを「寡黙でシャイで、役柄に没頭していて真摯(しんし)な役者さん」と評しながらも、「(バラエティー番組で)全裸でのたうち回っている姿をYouTubeで拝見して『これは私の知る菊池さんではない!』と慌てて消しました(笑)」と告白。「前者が本当の僕です! 寡黙で真摯にやらせてもらっています!」と菊池を赤面させていた。

菊池は、中谷の印象について「テレビの中の人というイメージで、お奇麗過ぎて背筋が伸びた。日々ドキドキしていました。中谷さんの頬を一筋の涙が伝うシーンがあって、それを生で見た時は奇麗過ぎて…ちょっとひきました」と心を奪われていた。

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