
【ワシントン共同】昨年1月の米議会襲撃を調査する下院特別委員会は19日、反乱扇動など四つの容疑でトランプ前大統領らを刑事訴追するよう司法省に要求することを決定した。調査の最終報告書を21日に公開することも全会一致で承認した。米メディアによると、議会が司法当局に大統領経験者の訴追を要求するのは初めて。約1年半にわたる調査は節目を迎えた。
司法省は既に議会襲撃を巡ってトランプ氏の捜査を進めている。今回の要求に法的拘束力はないが、2024年の次期大統領選に出馬表明したトランプ氏に対する圧力がさらに強まりそうだ。