猟奇殺人鬼が設計する「死体アート」の裏側 “衝撃的・新鮮・予測不可能”三池崇史監督×スタジオドラゴン『コネクト』

『コネクト』© 2022 Disney and its related entities

動画配信サービス「ディズニープラス」で全話独占配信中の韓国ドラマ『コネクト』より、主人公を演じたチョン・へインらキャスト陣と三池崇史監督の、鬼気迫る撮影の舞台裏に迫ったメイキング特別映像が公開された。

ディズニープラスが贈る、三池崇史監督×韓国ドラマ

本作の物語は、不死身の新人類“コネクト”として生まれてきた主人公ドンスが、突然臓器売買組織に誘拐され眼を奪われてしまうところから始まる。ドンスは眼を移植された人物と視覚を共有するようになるが、その相手は世間を騒がせている猟奇殺人鬼だった……。

眼を取り戻すため、そして殺人鬼を止めるための追撃戦が繰り広げられる超過激なバイオレンス・スリラーとなっている本作。公開されたメイキング映像は、キャスト・監督らが本作の印象を「衝撃的」「新鮮」「予測不可能」と表現する映像から始まる。また撮影現場では、実際に体を動かして演技指導をする三池監督と、それにスムーズに応えるキャストの様子もうかがえる。

三池監督とキャストの交流、“死体アート”の裏側も

メインキャストの二人は、「言葉が通じなくても、目つきだけで通ずるものがある。シーンを撮影するという同じ方向性を見ているので、監督が求めているのはこれかとわかったりする」(チョン・へイン)、「監督は体を動かすのがうまい。視線のディレクションを明確に指示を出してくれるので監督を信頼して、安心して演技ができました」(コ・ギョンピョ)と、初出演となる三池作品の撮影を振り返っている。

三池監督も「思っているイメージを言葉で伝えるのは、言葉が通じても大変。なのでいつもより少し丁寧に、分量を多くコンテを書いた」と海外作品だからこそ意識した点を明かす。

またスタッフ陣は、舞台であるソウルに“未視感”を与えるためにファンタジー要素とリアリティのバランスを大事にしたと語る。撮影監督のキム・ジヨンは「監督は海外から来た方なので、空間に対する見方が違う傾向がある。これをどのように生かして、撮影に取り入れるかたくさん工夫した」「シーンにユーモラスな感覚や演出が溶け込まれています」と、様々なこだわりを明かしている。

また、劇中で殺人鬼オ・ジンソプが設計する「死体アート」は、古典的美学が際立つ彫刻を再解釈して作られたという。そのおぞましくも美しい姿は本作の大きな見どころの一つだが、美術監督は「3カ月あったプリプロダクションの中でも一番時間を費やした」と製作時の苦労を振り返っている。

そのほか、アクション撮影やCG、度肝を抜く美術の制作過程も見られる貴重なメイキング映像となっている。

『コネクト』はディズニープラスで独占配信中

© ディスカバリー・ジャパン株式会社