「弁当屋さんのおもてなし」久保田紗友がクランクアップ!「北海道の温かさが詰まったドラマになった」

久保田紗友が主演を務め、2023年2月25日にスタートする、HTB北海道テレビ開局55周年記念ドラマ「弁当屋さんのおもてなし」(土曜午前10:40、北海道ローカル。全話放送後にNetflixで配信)がクランクアップを迎え、久保田と共演の飯島寛騎がコメントを発表した。

「弁当屋さんのおもてなし」は、北海道・札幌を舞台にしたグルメ小説「弁当屋さんのおもてなし」(KADOKAWA)の実写化。北海道・札幌の路地裏にたたずむ弁当店「くま弁」を舞台に、傷心の会社員・小鹿千春(久保田)と、魔法の弁当を作るミステリアスな料理人・大上ユウ(飯島)を中心にハートウォーミングなグルメドラマが繰り広げられる。札幌出身の喜多みどり氏による原作シリーズは、累計30万部(文庫・コミックスの紙・電子含む)を超える人気ぶり。HTBの連続ドラマ制作は、19年の開局50周年ドラマ「チャンネルはそのまま!」以来で、久保田、飯島のほか、戸次重幸が出演する。

ロケは、札幌市内を中心に、HTB内に組まれた「くま弁」のセットで11月21日から約3週間にわたって行われ、12月10日にクランクアップを迎えた。中島公園でオールアップとなった久保田のもとには、その日の午前中に撮影を終えていた飯島が、花束を持ってサプライズ登場。撮影中は見事にスタッフの中に紛れていた飯島に気付かず、久保田は「どこにいたの~!?」と驚きつつ、笑顔がこぼれた。

撮影を終えた久保田は「いつもどこからか笑い声が聞こえてくるような温かい現場だったので、明日から皆さんと会わなくなるんだなと思うと、なんだか寂しいです…」と息の合ったキャストやスタッフとの別れを惜しみながらも、「北海道のいい食材と、人のよさと、そういう素直な温かさが詰まったドラマになったと思います」と作品への自信を見せた。

さらに、「千春も皆さんに助けられて、ユウさんのお弁当に助けられて、くま弁に助けられて成長できました。私ももっとたくましくなって帰ってくることができたら」と、続編への期待をにじませた。

一方、飯島も「久しぶりの北海道で、本当に伸び伸びとやらせていただきました。冬の撮影は初めてだったんですけど、楽しかったです。寒かったですけど(笑)。北海道の色を感じた撮影だったので、それが映像にも映っていたらうれしいです」と撮影を振り返った。

なお、ドラマのメインビジュアルも決定。弁当を食べることで生きる力を取り戻していく姿を象徴するように、箸を持ってにっこりとほほ笑む千春と、それを見守るユウ。2人を手書きの曲線の温かいオレンジ色が包む。人気の原作の空気感を大切にしつつも、実写ならではの“おいしい、楽しい、心温まる”を表現したデザインになった。

12月20日からは、ドラマの公式サイトもグランドオープン。出演者の情報や各話の見どころなど、今後続々と掲載予定だ。

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