【聞かせて】 No.792「江藤 康予さん・体操競技の指導で山口県教育功労者表彰」

 約30年にわたって山口市立鴻南中体操競技部の臨時コーチとして部活動の指導にあたり、学校体育教育に尽力した功績が認められ、令和4年度県教育功労者表彰を受けた。同校は2022年度中国大会男子団体の部で3位入賞。「これからも体操競技の普及と強化選手の育成に努めたい」と話す。

 現在、同校を含め県内5校の体操部臨時コーチを引き受けている。器械体操は、器具の全てがそろっている練習場所が少なく、県内外の高校や大学に遠征することもしばしば。技術指導だけではなく、「身の回りのことがまず自分自身でできなければ」と、生活習慣の見直しや挨拶、勉強時間の確保なども大切にするよう伝えている。

 妹の武内良笑さんと二人三脚で器械体操とジャズダンスを教える「スタジオF」を営んで2022年で37年。「いつも笑顔で」をモットーにする。

【プロフィル】1960年旧小郡町生まれ。大殿小・中を卒業し、体操競技の特待生として桜ヶ丘高(周南市)へ入学したが、先天性の病気が発覚して野田学園高へ編入。旧宇部短期大保育学科を卒業し、カワイ体操教室の講師を経て85年に独立。スタジオF代表。

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