ジャービス、シャヒン、パターソンが2台目をシェア。ユナイテッドAS、アジアン・ル・マンの布陣確定

 2023年AsLMSアジアン・ル・マン・シリーズに参戦するユナイテッド・オートスポーツは12月19日、2台目のオレカ07・ギブソンのドライバーに、オリバー・ジャービス、ヤッサー・シャヒン、ガーネット・パターソンを起用すると発表した。

 ジャービス、シャヒン、パターソンのトリオは、2023年2月に開催される4ラウンドのシーズンにおいて、すでに発表されたフィル・ハンソン、ポール・ディ・レスタ、ジム・マクガイアがシェアするユナイテッドの22号車とともに、英米チームの23号車のパイロットを務めることになる。

 2023年シーズンのWEC世界耐久選手権にユナイテッド・オートスポーツからフル参戦することが決定しているジャービスは、2009年に岡山国際サーキットで開催されたパイロットレースで同シリーズに参戦したことがある。

 元アウディ、そしてマツダのファクトリードライバーでもあった38歳の彼は、メイヤー・シャンク・レーシングで北米のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権を戦い、2022年シーズンのシリーズチャンピオンとなった

「アジアン・ル・マン・シリーズで、ユナイテッド・オートスポーツの一員となることにとても興奮している。また、初めてヤッサー(・シャヒン)とガーネット(・パターソン)と一緒にドライブすることを本当に楽しみにしているんだ」とジャービスは語った。

「僕たちのチームは強力だと思うし、新年を迎えるのが待ちきれないよ」

■23号車オレカはザ・ベンドのスペシャルリバリーに

 オーストラリア・アデレードにあるベンド・モータースポーツ・パークの共同オーナーであり、2度のファナテック・GTワールドチャレンジ・オーストラリア・バイ・AWSチャンピオンであるパターソンは先月、バーレーンで行われたWECルーキーテストにユナイテッド・オートスポーツから参加していた。

 同じくザ・ベンドのオーナーであるシャヒンは、「ザ・ベンド・モータースポーツ・パークを代表して、ユナイテッド・オートスポーツからALMSシリーズに参加する機会を得たことに感激している」とコメント。

「我々はコロナ禍以前にAsLMSラウンドを開催していることもあり、ふたたびこのシリーズに近づき、これらの素晴らしいマシンが実際に動いているのを目の当たりにするのをとても楽しみにしている」

「LMP2カテゴリーには、非常に優秀なドライバーたちが参加しているので力強いパフォーマンスを期待している」

 シャヒンがユナイテッド・オートスポーツでデビューする一方、パターソンは今年ミシュラン・ル・マン・カップで同チームとともに戦った。

「ヤッサーと僕はバーレーンでのWECルーキーテストに成功し、有望なペースを示した。そして、オリー(オリバー・ジャービス)のような経験豊富な人物が加わることで、チャンピオンシップに向けて本当に競争力のあるパッケージができたと思う」とパターソン。

「2月のUAEで、僕らが何を達成できるか楽しみだ」

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