マイナポイント第2弾、カード取得申請期限を延長 総務相「延長は今回が最後」

マイナンバーカードの見本

 総務省は12月20日、マイナンバーカード取得者を対象とした「マイナポイント第2弾」の期限を変更すると発表した。今月末としていたカードの取得申請は2カ月延ばし、2023年2月末まで。23年2月末までだったポイント申し込みも延長し、新たな期限は後日発表する。駆け込みの取得申請が増え、自治体窓口が混雑していることに対応した。

 松本剛明総務相は記者会見で「カード申請期限の延長は今回が最後となる。多くの皆さまが申請し、ポイントを活用してほしい」と述べた。全国のカード申請枚数は18日時点で計8019万9311枚で、申請率は63.7%。

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 マイナポイント第2弾は今年1月に始まり、買い物などに使える最大2万円分のポイントを付与している。内訳は①カードの新規取得で最大5千円分②カードに保険証機能を加える「マイナ保険証」登録で7500円分③公的給付金の受取口座登録で7500円分―となっている。

 カード取得の申請期限は当初、今年9月末。しかし想定していた申請数に達しなかったため12月末まで3カ月延ばした経緯があり、延長は今回で2回目となる。

 政府は来年3月末までに「ほぼ全国民にカードを行き渡らせる」との目標を掲げている。マイナポイントは目標達成に向けた事業の一つで、システム改修費なども含めた予算額は1兆8千億円。

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