山形の絶品郷土料理「芋煮、玉こんにゃく」~地元に根付いた美味しい料理特集その①

1.山形芋煮

秋の風物詩として有名な山形の郷土料理「芋煮」。主に里芋、牛肉、こんにゃく、ねぎを入れて煮込みますが、地域によって入れる具材や出汁に使う調味料が異なることが特徴です。

山形は里芋とコンニャクの消費量が全国一位と多く(2020年時点)、これは芋煮が頻繁に作られていことが関係しているのかもしれません。芋煮は江戸時代から山形に根付きはじめ、現在でも家庭でよく食されています。

秋になると、6.5メートルの大鍋で調理された芋煮を河川敷で楽しむ「日本一の芋煮会フェスティバル」という大規模なイベントも開催され、多くの人で賑わいます。

2.だし

青じそ、キュウリ、ナス、みょうが、シソなどの夏野菜を刻んで醤油等で味付けする「だし」。白ご飯や冷奴の上にのせたり、素麺など麺類の薬味として楽しんだり、食べ方も様々です。

近年ではコンビニエンスストアでも販売されているのを見かけるようになりました。

簡単に作れて美味しい「だし」は、暑い夏を乗り切るのにぴったりの郷土料理です。

3.納豆汁

山形では冬の時期によく食べられます。納豆を粒がなくなるまですり潰し、芋がら(里芋の茎を干したもの)やこんにゃく、豆腐等を入れた味噌汁が「納豆汁」です。正月の七草粥として食べる地域もあります。

4.玉こんにゃく

「玉こんにゃく」は山形のお祭り、花見などのイベント、物産館や観光地でよく販売されています。もちろんスーパーにも売られていて、家庭でも簡単に作ることのできる料理です。醤油がしみ込んだアツアツの玉こんにゃくは人気の高い郷土料理です。

5.イナゴの佃煮

イナゴはタンパク質やカルシウムを豊富に含んでおり、昔は貴重な保存食でした。イナゴは長さ3〜4センチの、バッタ科の昆虫です。田んぼなどで捕まえ、佃煮にして食べます。

6.まとめ

本記事では山形の郷土料理をご紹介してきました。

ここまで紹介してきたもの以外にも、山形には美味しい郷土料理がたくさんあります。

皆さんも山形にお越しになった際は、地域ならではの郷土料理を堪能してみてはいかがでしょうか。

本記事内画像提供:山形市観光協会

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