【ツルハHD】調剤の売上構成比11.3%に/調剤粗利率は▲1.0ポイント減/2023年5月期第2四半期決算

【2022.12.20配信】ツルハホールディングスは12月20日、2023年5月期第2四半期の連結業績(2022年5月16日~2022年11月15日)について説明会を行った。調剤事業は開局により処方箋枚数が増加し、順調に伸長。調剤売上は対前年同期比108.9%の546億6100万円だった。対売上の構成比は11.3%となった。一方、薬価・調剤報酬改定により調剤事業の粗利率は低下。前年同期の粗利率39.6%から1.0ポイント減となる38.6%となった。

2023年5月期第2四半期(2022年5月16日~2022年11月15日)の調剤売上は546億6100万円、前年同期比108.9%、対売上構成比は11.3%となった。今期、調剤事業で60店舗を開局。店舗数増に伴い、調剤売上は順調に伸長した。

一方、調剤事業の粗利率は前年同期の39.6%から1.0ポイント減となる38.6%となった。薬価・調剤報酬改定の影響によるもの。

同社は中期経営計画において、2025年5月期に調剤売上1400億円、調剤併設店舗を1170店舗、調剤併設率は42.5%に拡大する目標を掲げている。足下の調剤併設率は32.0%。

調剤事業においてはオンライン服薬指導のサービスも720店舗に導入済み。

なお、同社の2023年5月期第2四半期の連結業績は増収増益で着地。売上高は4841億600万円(前年同期比4.7%増)、営業利益247億円(同8.8%増)、経常利益248億2000万円(同9.7%増)、また新株予約権戻入益8億100万円の計上等により、親会社株主に帰属する四半期純利益は146億3100万円(同14.9%増)となった。抗原検査キットの需要急増など、医薬品カテゴリーの売上などが好調だった。

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