あき竹城さん死去 75歳 大腸がんと闘病明かさず「元気なあき竹城でご挨拶したい」

女優のあき竹城さんが15日、大腸がんのため死去した。山形県米沢市出身。75歳。所属事務所が20日、発表した。葬儀・告別式はすでに近親者で執り行われた。「お別れの会」等を行う予定はない。

山形弁を用いたコメディエンヌとして頭角を現し、今村昌平監督の「楢山節考」に抜てきされ、女優としての地位を確立。以降は民放ドラマ等での役者業、トーク力と温かみのある人間味が受け入れられ、バラエティー番組でも活躍。近年は日本テレビ系「秘密のケンミンSHOW」での〝山形愛〟が印象的だった。

事務所は「約2年前に大腸癌を患い闘病しておりました。『元気なあき竹城でご挨拶したい』と本人の希望もあり公表せず治療を続けて参りましたが今秋に病状が悪化してしまい、このようなご報告となってしまいました」と発表した。

そして「応援してくださった皆様、お世話になった関係者の皆様にこのようなご報告を差し上げることは大変残念でなりませんが、本人は全ての皆様へ感謝の気持ちでいっぱいです。誠にありがとうございました」と、思いをつづった。

(よろず~ニュース編集部)

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